結論から言うと、英語がはなせなくても日本語教師になれます。
国内で日本語教師を目指す場合
まず最初に日本で日本語を教える場合「直接法」の授業が基本になります。
直接法・・・日本語で日本語を教えること。日本国内やアジア圏の多くは直接法です。
間接法・・・学習者の言語、もしくは理解できる言葉を使って日本語を教える方法です。英語圏の多くが間接法です。
日本国内の日本語学校の場合求人の応募資格などを確認しても英語力を求められる事はほとんどありません。
日本語教師求人資格で求められることは英語力よりも
・420時間養成コースを修了している
・日本語教育能力検定試験に合格している
・大学で日本語教育を主専攻または副専攻で修了している
といった日本語を教えられる能力の方が重要視されています。
また、英語をある程度使えたとしても日本語を学ぶ学習者が必ずしも英語ができるとは限りません。
私が行った日本語ボランティアでもインドネシア・ベトナム・フィリピン・中国・韓国など英語が母国語ではない国、英語が通じない学習者の方が多いんですね。
日本で教える日本語教師に英語力が必要であれば、あらゆる国の言語を覚えなくてはならなくなりますよね。
ですので、国内の日本語教師であれば英語力はあった方がいいけどほぼ必要ないと考えていいでしょう。
とはいっても、英語のスキルが高ければ高いほど応募できる求人も増え、可能性は広がることは間違いありません。
■英語力必須の日本語教師の就職先■
・外資系企業の日本語教師の求人
・Skypeなどを使ったインターネットでの在宅オンライン日本語教師
海外で日本語教師を目指す場合
海外、特に英語圏で日本語教師を目指す場合は英語力は必須!
海外では「間接法」でのレッスンが基本です。
学習者には英語、もしくは現地の言語で日本語を教えます。
ちなみにアジアなど、英語圏以外では「直接法」の授業が多くなります。
海外の日本語教師求人の応募資格でたとえ英語(現地の言語)のスキルが必要と書かれていなくても、国外で生活するため、同じ教師とコミュニケーションを取るため、日常会話レベルの現地の言葉、英語のスキルは身に付けておいたほうがいいですね。